Discord ボイスチャンネルとOBSを使った簡易コラボ配信のやり方。
グリーンバックでカメラ映像を送ってもらい、配信者の画面に合成するだけです。
この記事は、OBSの「フィルタ」って何?という人に向けて使い方を説明しているものです。
既にフィルタを使いこなしている場合はこの記事を読む必要はないでしょう。
ゲスト(凸する側)の準備
ゲスト側は、自分の映像をグリーンバックにしてDiscordでカメラor画面共有できればOK。
OBSを使っている場合、次の手順でグリーンバック映像を作れます。
OBSでグリーンバック映像を作ろう
- 背景透過の素材、もしくは単色背景の素材を用意して「ソース」に追加。
カメラの場合は「メディアソース」、Vtuberの場合は「ウィンドウキャプチャ」などです。 - ソースに「色ソース」を追加し、グリーンバック背景を入れます。
「ウィンドウプロジェクター」を出して、ディスコードで画面共有します。
Discordのボイスチャンネルで「画面共有」すると、ウィンドウプロジェクターを配信できます。
Discordの共有画面選択。ウィンドウの枠は消えて内側の映像だけが共有されます。 ゲスト側は以上です。
ホスト(凸される側)の準備
ホスト側(配信者側)は、Discordでグリーンバックで送ってもらったカメラor画面共有を、背景を消して配信に取り込めばOKです。
OBSでDiscordからグリーンバックの凸者を取り込もう
Discordボイスチャンネルをウィンドウ化する
安定して画面を取り込むために、ボイスチャット画面を右下にある「ポップアウト」アイコンを押して別ウィンドウにします。
ウィンドウ化したら、邪魔なので画面の端の方に移動しておきましょう。
OBSでDiscordウィンドウを取り込む
「ソース」でウィンドウキャプチャを追加、「Discord.exe :ボイスチャンネル名」の窓を取込みます。
フィルタ「クロップ・パッド」で取り込みたいゲスト人物を切り出し
ソースのウィンドウキャプチャにフィルタ「クロップ・パッド」を追加して、上下左右の要らない部分の幅を入力して切り出します。フィルタ「カラーキー」で背景を透過する
フィルタ「カラーキー」を追加します。グリーンバックの場合、「緑」として最初から選ばれているため「カラーキー」を追加するだけで消えるかもしれません。「類似性」などの値を上げて、緑色がみえないように調整します。
ゲストの位置や重なり順を調整
背景透過のゲストを、好きなように配置します。
安全のため、ゲストがいる場面は「シーン」を複製し別のシーンとして、普段とは別に保存しましょう。
以上で完了です。
ディスコードでライブコラボをしていて複数のゲストを迎えたい場合、安全のためブラウザ版Discordを併用してひとりづつ別のウィンドウでキャプチャしたり、参加者を静止画で差し替えた「シーン」を用意してトラブルの対策をしておいた方が良いでしょう。
(2~4を繰り返して一つのライブウィンドウから複数のゲストを取り出すこともできますが、突然ゲストが落ちてゲスト人数が変わりレイアウトが崩れる場合もよくありますので、備えが必要です。)